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雛人形が高いので買えない場合の解決法!誰が買うのかいつ出すかも調査

雛人形が高いので買えない場合の解決法!誰が買うのかいつ出すかも調査 生活
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日本は季節ごとの行事がたくさんあり、それが日常生活を彩りのあるものにしてくれます。

中でも雛祭りは華やかな雛人形があちこちで飾られ、女の子が主人公の大好きなイベントです。

しかしこの雛人形、高いのが当たり前で買えない人も大勢いるのが実状ではないでしょうか?

また誰が買うのが通例なのか、いつ出すのが当たり前なのかしきたりも気になります。

日本って決まり事が多いですから…。

でも基本は行事を楽しむことなので「高いからうちは買えない」なんて言わなくて済むように〈誰が買う〉〈いつ出す〉も一応押さえつつ、出来る範囲のクリアの仕方を考えてみました!

 

雛人形が高いので買えない場合の解決法!

雛人形の本来の役目は『子供の厄を代わりに引き受けてくれるお守り』なんだそうです。

これは日本古来から続く人形(ひとがた)の信仰に基づいており、1セットの人形が身代わりになれるのは1人のみだそうです。

その意味でいくと、女の子ども1人に付き1つの雛人形が必要となります。

長女、次女、三女といたら3つの雛人形が必要となるのでしょうか?

 

シンプルな親王飾りの雛人形を選ぶ

そもそも雛人形は女雛(お姫様)と男雛(お殿様)のペア(親王飾り)を基本として、三人官女や五人囃子、右大臣・左大臣(正確には大臣ではなく警護役)に三人の仕丁など、たくさんのお人形の種類があります。
当然、人形が増えるごとに三段・五段・七段と規模が大きくなり、装飾品も増えることから金額がはね上がっていきます。

とはいえ、近年はマンション住まいなど住居スペースに合わせてコンパクトな二人飾り、つまり女雛と男雛のみの親王飾りが増えてきました。

親王飾りが主流となった分、以前よりは金額もコンパクトになって助かった〜!

とはいえ、昨今のインフレで値段が可愛くない点は否めません。

そもそも、親王飾りのみでも値段の幅が大きいのはなぜでしょう?

1つには雛人形の着物の生地が関係します。

生地は大まかにわけると「絹」と「ポリエステル」の2種類で作られています。

絹でつくられた着物をまとった人形は価格が高価になりがちです。
かたやポリエステルでも、刺繍など生地加工の複雑さなどによって、絹地と同じかそれ以上の値段になることもあります。
また、仕立て全体の細やかさも金額に影響します。
顔型に描かれる眉や頬のお化粧は職人の腕がものを言います。

しっかり見ると同じ型番のお顔でもひとつとして「全く同じ」仕上がりにはなりません。

またお化粧の自然さや美しさは、芸術品としての価値にも繋がります。
それから最近人気の収納箱を兼ねた飾り台は、シーズン外はそのまま収納箱になって便利ですが、多くが木製で費用も高額になりがちです。

我が家は女の子2人なのですが、長女のときは男雛女雛の2人のみの、シンプルな親王飾りにしました。

選んだポイントは飾るスペースの点で親王飾りにした事と、雛人形のお顔と全体のイメージ、予算でした。

次女のときは長女と見劣りしないように同じような大きさと予算、それに次女の雰囲気に合わせて長女と違うタイプのお顔にしました。

正直言って、女の子が何人生まれるかはその時になってみないと分かりません。

その意味でも最初に大きなセットの雛人形を購入しなくてよかったと思いました。

勿論そんな予算は全くありませんでしたが…。

 

陶器や布で作られた雛人形か吊るし雛を考える

いくら親王飾りにしても、やはりそれなりのスペースと予算が必要となります。

もっと可愛く、お財布に優しい雛人形でも良いのでは?

例えば男雛と女雛だけの親王飾りの小さな置物などは、陶器やガラス細工、布で作られたものなど色々なタイプのものがあります。

それから子供と一緒に手作りの雛人形を紙粘土や折り紙を使って作ってみるというのもそれ自体が思い出に残るひと時になりそうです。

タペストリーや吊るし雛も、場所も取らないし気軽で良い案です。

女の子が複数生まれた時は次女以降は市松人形を、という地方もあるそうです。

 

雛人形のお下がりを探してみる

女の子がいる親戚や知人に、使っていない雛人形がないか尋ねてみるのも良いと思います。
意外と処分に困っていて、逆に貰ってくれるならありがたいと言われることもあるようです。

これは実際に女の子3姉妹の知人に聞いた話ですが、実家に3対の雛人形が置き去りにされているそうです。

知人は長女で、斎場などでたまに募集される『人形供養』に全部持っていかないといけない、大変だと言っていました。

周りに当たってみてもない場合は、メルカリ等のフリマアプリで状態の良いものを探すのも一考です。

持ち主の厄を引き継いでいる雛人形をお下がりでもらうなんてもってのほか!という意見もあります。

ですがこの「厄を引き継ぐ」というジンクスは現代のSDGsの考え方には馴染みません。

言ってみれば商業ベースで人形業界が広げたような気もしてきます。
実際には、ひとつの雛人形を修理しながら何十年も、何代にも渡って大切に引き継いで飾っているご家庭もあります。

 

雛人形は誰が買うのか?

一般的には嫁の実家(女の子にとっての祖父母)が雛人形を用意するのだそうです。

これは私も半世紀生きてきて初めて知りました!

理由は、元々雛飾りが嫁入り道具のひとつだったからです。
平安の昔、貴族など上流階級のお姫さまが嫁ぐ時に実際と同じ数の婚礼道具を同じ数で小さく作り「輿入れにはこれだけ持参します」と婚家へ届ける雅な習わしがあったそうです。

この「雛道具」に庶民が憧れて、雛段飾りになったそうです。

確かにミニチュアなものって可愛くてインテリアとしても好まれそうですね。
また以前は結婚すると女性は男性の家で義父母と共に暮らすのが一般的でした。

そんな時代には、母親の実家から初節句の雛飾りを贈ることで嫁の実父母が、離れて暮らす娘や孫の顔を見に行くのによい口実になったでしょう。

今は同居なんてほとんどない、核家族が当たり前となっているのでそんな口実も必要ありませんが。

 

雛人形はいつ出すか?

雛祭りには「この日から人形を飾り始める」といった明確なルールはありません。

とはいえ、節分以降、立春から2月の中旬あたりに雛人形を飾るのがひとつの基準となっています。

もっと言えば、販売店の売り子さんからは明確に「立春に出すのが良い」と言われました。

それに間に合うように雛人形を購入するように促されたのです。

それでなくても折角の雛人形ですから、出来るだけ愛でる期間が欲しいものです。

早めに雛人形を飾ってもまったく問題はありません。

人形は湿気を嫌うため、多くの人は2月の吉日の、晴れた日を狙って飾るようです。

確かに、この時期は1年でも一番寒い頃合い。

ぼた雪が降っている湿気の多い日は気をつけましょう。

 

雛人形が高いので買えない場合の解決法!誰が買うのかいつ出すかも調査まとめ

以上、雛人形が高いので買えない場合の解決法をまとめてみました。

自分のことを振り返ると私は次女で、多分姉(長女)が生まれたときに買ったであろう5段か7段の雛人形がありました。

当然姉と私の2人のものとして小さかった頃は毎年飾っていましたが、冠や扇など小物が多くて年々1つ2つと備品が欠けていき…成人する頃にはとうとう飾ることもなくなっていました。

人形ごとに小さな箱に入っていたので、それからひとつひとつ取り出すのが面倒くさくてあまりいい記憶がないというのもあります。

この辺りは祖父母や親の思いと、子供の受け取り方の違いというのもあることでしょう。

あの雛人形はどこに行ったのやら、今ではそれすら分かりません。

当然誰が買ってくれたのかなどわかるはずもなく、いつ出すのかも適当だったし自分が親になって改めて調べてわかったくらいの状態です笑。

(但し、『3月3日を過ぎてずっと飾っておくと行き遅れる』というジンクスはとても覚えていました!)

雛人形は高いから買えない、なんて言わなくていいんです。

あまり世間の習わしにこだわらず、誰が買うかもいつ出すかも、二の次です。

一番大事なのはその子を大事に思う親や周りの気持ちです。

思い切り愛情たっぷりの雛祭りをお祝いしてあげてくださいね。

そして出し入れは子供任せにせず、一緒に手伝ってあげてくださいね。

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