朝ドラ・おむすびは、2024年9月30日から放送が開始されましたが、早くも多くの視聴者から「つまらなそう」「面白くない」「駄作」との声が上がっています。
その理由はなぜなのでしょうか。
平成時代のギャル文化を背景に、主人公が栄養士を目指しながら人々を結ぶというストーリーですが、その内容に対する批判が目立ちます。
朝ドラ・おむすびがなぜこうした評価を受けているのか、その理由は色々とあるようです。
ですが、ネットニュースやSNSがこのように「つまらなそう」「面白くない」または「駄作」といった声でばかり話題になっているのは痛ましい気もします。
この記事では、本当に朝ドラ・おむすびがここまでの批判をされるドラマなのか、今後の展開も考察しながら書いていきます。
Contents
朝ドラおむすびはつまらなそう?
糸島を盛り上げるために尽力している、商店街や農業漁業に関わっている糸島の人たち。
演じているみなさんの共通点は、“福岡”です。
撮影現場では“糸島ファイブ”と呼ばれている5人です。#原口あきまさ #須田邦裕 #斉藤優 #ゴリけん #山下晶#朝ドラおむすび #朝ドラ pic.twitter.com/iHBvGad3lq— 朝ドラ「おむすび」公式🍙放送中 (@asadora_bk_nhk) October 24, 2024
朝ドラ・おむすびが「つまらなそう」と言われる理由には、多くの要因があります。
しかし一番の要因はSNSやニュース報道の影響力があると考察しています。
その点を詳しく見ていきましょう。
SNSや口コミで否定的な意見が盛り上がってしまった
まず、SNSや口コミでおむすびに対して否定的な意見が多く見受けられます。
このような反応は、朝ドラ視聴者が期待していた内容と実際の作品との間に大きなギャップがあることからのようです。
更にそのようなコメントを見た人が、「つまらなそう」「面白くない」「駄作」といった声を「そうなんだ」と素直に受け止めてしまい、「つまらないドラマ」という印象が定着してしまった気がします。
SNSの怖いところは、このように一度印象が付いてしまうと「そう言えば、橋本環奈の目の下のクマがヒドイよね」など、ネガティブなコメントが増えてしまうことです。
まぁ、話題にもならないドラマよりはマシかもしれませんが…。
意外なほど不評が相次ぐニュースの数々
おむすびは放送開始からわずか数週間で、多くの視聴者が離脱したというニュース報道がありました。
SNSでは「朝ドラ粗悪品」や「おばさんには面白さがわからない」といった辛辣なコメントが多く見受けられます。
ニュース報道はそのようなSNSの反応を見て取り上げたのでしょうから、当然と言えば当然ではありますが、本当に視聴率が低迷しているのでしょうか?
とここでチェックしてみたところ、確かに12、3%程度と低迷している感はあります…。
朝ドラおむすびが面白くない駄作と言われる理由なぜ?
本番のステージに向けて、一層気合が入ったスタイルにメイクアップ💖
あす25日はみんなで、練習の成果を披露します!#橋本環奈 #田村芽実 #岡本夏美 #みりちゃむ #谷藤海咲 #朝ドラおむすび #朝ドラ pic.twitter.com/mNgWCfxdsC
— 朝ドラ「おむすび」公式🍙放送中 (@asadora_bk_nhk) October 23, 2024
ではここで、本当に面白くないのか、駄作なのか、なぜそう言われるのかという理由を探っていきたいと思います。
その理由として、オリジナル脚本という点と、ギャル文化、朝ドラの前作との比較、主題歌の違和感などが挙げられます。
それぞれを詳しく見ていきましょう。
主人公が有名人ではない完全オリジナル脚本だから?
まず、今作のおむすびは完全オリジナル脚本であり、過去の実在人物を描いた作品とは異なるアプローチを取っています。
しかし、このオリジナル性が逆に視聴者にとって「つまらなそう」で「面白くない」と感じられている可能性があります。
特に、主人公が有名人ではなく、新しいキャラクターとして描かれていることが、一部の視聴者には新鮮さよりも親しみの欠如として受け取られているようです。
さらに、前作「虎に翼」が高評価だったため、その後に続く作品として期待値が高かったことも影響しているでしょう。
また、主人公のキャラクター設定やストーリー展開に対する共感の欠如が指摘されています。
パラパラやギャルが今更だから?
平成時代のギャル文化を取り入れた点についても批判があります。
ギャル文化やパラパラダンスは、一部の視聴者には古臭く感じられ、「今更感」が否定的な評価につながっています。
確かに平成時代を感じさせる特徴的な一時代性を表現するには良いものなのかもしれませんが、一部の年代には「元々好意的な見方ができなかった文化」だし、下の年代には「一体これは何?」的な印象を受けるでしょう。
今見ても、あのガングロはアフリカの民族の特徴的なお化粧と同じものにしか見えないのは私だけ?
(そういう意味では、同じお化粧ではありますね。)
でもですね、先日の放送で実際に糸島フェスティバルで結たちがパラパラを踊っていて「なんか楽しい。皆んな笑っとぅ。チョー楽しい」って結の心の声がして、気づいたことがあるのです。
損得無しで楽しい事って、それだけで当人にとって、とっても大事なことじゃないですか?
それが人生を豊かに生きるためにとっても重要なことじゃないですか?
それがたまたまパラパラを踊るギャルの仲間たちとの繋がりであったわけであって、もしかしたら書道部の仲間たちとの繋がりでできたかもしれない。
要は、このドラマの中では「一般の人からは無意味に見えるものの中にも本人たちには大切なものがあるかもしれない、それを常識のフィルターで勝手に判断してませんか?」ってことを考えさせられた気がするのです。
深読みしすぎかなぁ?
「虎と翼」との対比で比べられるから?
前作・虎に翼が非常に高評価だったため、おむすびはその後継作品として厳しい目で見られています。
虎に翼の成功が逆におむすびにとってはハードルとなり、比較されることで評価が下がっている側面があります。
ただ、私は両手(もろて)を上げて虎に翼を評価する気にはなれません。
実は主人公・伊藤沙莉の後半の演技はちょっと微妙な気がしたのです。
「はて?」というワードはちょっとした流行語になったと思いますし、いつも良いタイミングで出てきて良かったのです。
しかし後半の、なにかにつけ「フッ」と笑いかけてその場を収める感じがいかにも「板についてない」、けどなんとか貼り付けた演技のようでどうにも気になったのです。
実力派と言われる伊藤沙莉ですが、どうもそこは30前後の彼女には難しかったのではないでしょうか。
その点、今回の橋本環奈は等身大(よりも少し年若い)女の子をすんなり演じていて、違和感を感じません。
演技派、とは言いませんが、役をしっかりモノにしていると思います。
主題歌への違和感があるから?
おむすびの主題歌にはB’zの「イルミネーション」が採用されています。
この選曲についても一部では違和感を持つ声があります。
確かに、還暦を過ぎているB’zにあの当時の雰囲気で主題歌を歌って、というのはどうにも無理がある気もします。
それは年とともに声の音程も下がってきているだろう稲葉さんに、これ以上首の血管が切れそうなくらい無理して声を張り上げてもらうのも申し訳ないという思いもあります。
が、実は私は毎朝ドラマを観ていて特にドラマ内容とのミスマッチ感を感じたことはなかったのですよね〜。
これも話題のニュースを見ていなかったから影響されなかったのでしょうか笑。
まとめ
本番のステージに向けて、一層気合が入ったスタイルにメイクアップ💖
あす25日はみんなで、練習の成果を披露します!#橋本環奈 #田村芽実 #岡本夏美 #みりちゃむ #谷藤海咲 #朝ドラおむすび #朝ドラ pic.twitter.com/mNgWCfxdsC
— 朝ドラ「おむすび」公式🍙放送中 (@asadora_bk_nhk) October 23, 2024
朝ドラ・おむすびが「つまらなそう」「面白くない」「駄作」と言われる理由がなぜなのか、様々な要因を見てきました。
その中で、SNSや話題のニュースの影響力が一定程度あるようです。
またオリジナル脚本、ギャル文化、朝ドラ前作との比較、主題歌の違和感などがマイナス要因として話題に挙げられたことも大きく影響しているようです。
しかしながら、このような批判にも関わらず、一部では今後の展開に期待する声もあるため、朝ドラ・おむすびの評価がどう変化していくか注目されます。
「つまらなそう」「面白くない」「駄作」と言われながらも、なぜか観てしまうその理由を理解するためにも、私は毎日欠かさずにこの先も観ていきたいと思います。
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