熊本と言えば阿蘇の火口や天草のイルカウォッチングを思い浮かべる方が多いのではないですか?
または熊本市内であれば熊本城や水前寺公園辺りがメジャーでしょう。
ところが熊本市民の誰もが休日を楽しむ、日常的に馴染み深い憩いの場があるのです。
それは江津湖!
湧き水が出る、自然豊かで身近なスポットだし、周辺にはおすすめしたいレストランも点在します。
今回はそんな知ってそうで知られていない【江津湖】の楽しみ方を、周辺のおすすめレストランと共に地元民ならではの目線でご紹介します。
Contents
熊本市民の憩いの場・江津湖とは
江津湖は熊本の中心市街地からそう遠くない、東部にあります。
全体を【水前寺江津湖公園】としていますが、約2.5キロとエリアが広いため一般的には「上江津」「下江津」「広木地区」と分けて呼ばれています。
湖はひょうたん型に長く、幅も大きいところと小さいところがあり、真ん中辺りは熊本市動植物園に隣接しています。
本当に近接しているので、江津湖の周辺に設置されている遊歩道を歩いていると、ゾウさんやキリンさんが塀越しにチラリと見えて楽しいです。
また上江津にはこれまたお隣に熊本県立図書館があり、休憩がてらブラリと立ち寄ることも出来ます。
対して下江津には熊本大学ボート部・熊本大学医学部ボート部合同艇庫があり、運が良ければ湖で練習する部員のボートを見かけることも出来ます。
熊本に永らく住んでいるととても身近な場所【江津湖】の、具体的な楽しみ方をご紹介しますね!
江津湖の楽しみ方5選
場所によって、季節によって表情が変わる江津湖はいつ来ても楽しめます。
その具体例を5つのシーンでご紹介します。
江津湖を散歩して自然を楽しむ
とても広いエリアをまとめて【江津湖】と言っているのですが、散歩コースとしてとてもお勧めです。
ワンコを連れた方、赤ちゃんをおんぶしたママ、その他にも物思いに耽る人、色々な人が自分のペースで歩いていたりします。
それは自然が豊富だから自由になれるのだと思います。
とても綺麗な湧き水が出ていたり、だから水草が流れに身を任せている様が近くで見られたり、水鳥が飛び立つ様が見られたり。
場所によってもですが、特に上江津地区の一番端側は他の人の目を気にせずにプラリプラリと歩くのにぴったりな気がします。
江津湖の水で遊んで楽しむ
江津湖にはたくさんの水遊びの方法があります。
メインどころをご紹介しましょう!
手漕ぎと足漕ぎボートで楽しむ
ずっと以前から営業しているボートハウスがあり、手漕ぎボート・足漕ぎボートが用意してあります。
手漕ぎボートは付き合い始めのカップルのデートによく利用されていた感じがしますが、最近の日焼けによる皮膚ガンの不安などからあまり人気がなくなったかなという気もします。
対して足漕ぎボートはキャラクターものもあり、庇があるので日焼けの心配もないからか、随分幅を効かせています。
こちらはパパと小さい子どもの利用も多く、観ていて微笑ましいです。
●江藤ボートハウス
ペダルボート30分 1,200円
てこぎボート30分 1,000円
魚釣りやザリガニ釣りをして楽しむ
湖の周辺が公園になっているわけですが、あちこち、なんならどこででもというくらい釣りが楽しめます。
正直言って私はやったことがありませんが、いつもたくさんの人が釣りをしています。
釣れるのは多分フナなど、それから外来種がいるようです。
やっている方の道具も高そうなものからちょっとしたものまで色々なようです。
それからザリガニ釣りは私の弟なども行っていました。
これは近所の小学生低学年などが自転車でやってきていたりします。
子どもの歓声と共にいい雰囲気を出してくれる風景となっています。
プールなどで水遊びを楽しむ
【江津湖】には子どもが楽しめる水遊び場が幾つかあります。
場所によって【じゃぶじゃぶ池】や【拭き上げ湧水】と名称も付いています。
この辺りは水深も浅くて、幼児がママと来て遊んでいたりします。
湧き水が出て、季節にはホタルも見られる【ゾウさんプール】辺りもお勧めです。
是非子どもたちのお着替えとタオルを持参して行ってみてください!
それから、水前寺江津湖公園の児童公園内にある【ちびっこプール】。
ここは夏の間、期限を区切って利用できるようになっています。
利用対象は乳幼児から小学校低学年まで、保護者の付き添いが必ず必要となります。
でも無料でそれなりの施設が用意されているのでありがたい限りです!
問題は駐車場があまり近くにはないことと、人気があり過ぎて混雑することなんですよね〜。
●ちびっこプール(熊本市中央区出水1丁目7)
※こちらは利用期間が毎年公開されています。
詳細はこちらからご確認ください。
ウォーキングやジョギングして健康的に楽しむ
江津湖はほとんどの周辺がウォーキングやジョギングが出来るコースとなっています。
そして住宅地の中にあることもあり、たくさんの方がお休みの日や朝方、夕方と歩いたり走ったりしています。
ひとつには景色が良いこと、そして道路を走るのと違って排気ガスから比較的逃れられることも人気の要因のような気がします。
旅先でもジョギングをされる方には、是非お勧めのコースです!
江津湖であるイベントに参加して楽しむ
江津湖ではマルシェも度々開催されます。
よくあるのは広木地区で、広い芝生エリアにキッチンカーが集まって、ステージ設置でイベントしながら一日中人々が集っていたりします。
また江津湖では夏に花火大会も開催されます。
数年社会情勢でお休みとなっていましたが、2023年から再開されました!
場所は下江津周辺(水前寺江津湖公園広木地区)で、約1万発の花火が上がります。
ちょっと交通渋滞が気になりますが、シャトルバスが運行されて近くまで行けます。
夏の思い出づくりにたくさんの人が集います。
※2024年の「江津湖花火大会」開催日が8月24日(土)に決定されました!
当日は昨年同様、打ち上げ前の混雑状況や花火の映像を動画配信サイトで流すため、通信障害対策として携帯電話会社に臨時基地局の増設を求める方針だそうです。
前年は廃止された有料観覧席を、今回復活させるかは今後の検討としていました。
できるだけたくさんの人が楽しめる花火大会になると良いですね。
江津湖の周辺にあるカフェやレストランで楽しむ
江津湖の自然を借景として楽しめるレストランやカフェがあります。
大きな窓から見える水辺や木々のグリーンで落ち着けますよ。
江藤ボートハウス
上江津にあり、元々貸しボート屋さんだったと思うのですが、いつの間にか気づいたらカフェも営業していました。
公園内の敷地と言って良いほど江津湖公園に近接しています。
野菜たっぷりの手作りハンバーガーやポテト、ドリンクが丁寧に作られており、テラス席で食べてもよし、テイクアウトして公園の芝生に座って食べるのもお勧めです。
ここ専用の駐車場もあるのですが、バーベキューの予約が入っていると「カフェ使用の方はご遠慮ください」と言われることもあるので(言われたことあります)その際は公園の駐車場を利用しましょう。
YARD cafe
こちらは江津湖と国道57号(通称:東バイパス)の交差する場所にあります。
住宅会社の建物の一部を雑貨やインテリアグッズのショップとカフェにしてあり、江津湖に面する側が一面ガラスで素晴らしい開放感です。
メニューはワンプレートランチやパンケーキ、プリン等など。
ちょっとお高めだけど雰囲気も味も楽しみたい若いママたちを中心に人気のお店です。
駐車場がすぐ満車になりますが、近くに第二駐車場もあります。
TANPOPO(たんぽぽ)
水前寺江津湖公園の広木地区の道を挟んですぐ目の前にあるイタリアンレストランです。
そんな場所なのでテラス席は目の前の公園に向かってイスが置いてあります。
ロケーションの良さと本格的な味に絶大な人気があり、地元民は誰でも一度は味わったことがあるお店かも。
ランチは肉料理とパスタ、ピザの3つのコースから選べてそれぞれ前菜とサラダ、ドリンクが付いてきます。
駐車場が裏手にあり、ちょっと分かりにくいのでスタッフさんにお尋ねくださいね。
>>Pizzeria Bar e Deli TANPOPO(たんぽぽ)の公式サイトはこちら
江津湖の楽しみ方5選・周辺のおすすめレストランも紹介まとめ
如何ですか?
ちょっと近くの公園に、の延長のようでありながらもっと色々な楽しみ方、時間の使い方が出来る場所、それが【江津湖】なのです。
健康のために走ろう、と思ってもちょっと大変だなと思ったらゆったりウォーキングにしてもOK。
お腹が空いたら寄れるお店もあるし、休憩しよう、読書しようと思ったらそういう場所としても使える。
その時々でちょっとしたイベント事があっていたりもするし、何もなくても足が向いちゃう、それが【江津湖】なのです。
私が「熊本に生まれて良かった〜!」と思う大きな一因である江津湖を、一度楽しんでみてください。
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